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【抗老化トピックス Vol.006】慢性肺疾患の治療に新たな活路か?幹細胞と磁力による肺組織の再生

こんにちは。ReverseAging.Techです。

今回は様々な疾患に悩む全ての方にご紹介したい、幹細胞を使った画期的なアプローチの話題について触れていきます。

現時点では慢性肺疾患の方を視野に入れた研究に過ぎませんが、この幹細胞治療が確立すれば、様々な疾患に応用が効く可能性もあります。

「磁力を使った幹細胞治療」とはいったい何なのでしょうか?

目次

幹細胞を使ったマグネティックターゲティング手法

磁力で幹細胞を留める

今回ご紹介する研究報告では、幹細胞を磁化して使っています。

磁化とは磁石のように幹細胞に磁力を持たせる事です。当然、元々の幹細胞に磁力はありません。

なぜ、そのようなことをするのでしょうか?

それは「幹細胞を働かせたい」「治療効果を出したい」箇所に、幹細胞を留めておくためです。
目的の場所に留まった幹細胞が、患部の細胞に作用・再生することで、プラスの効果がもたらされることは想像に難しくありません。

今回の研究では
① 幹細胞にナノサイズの磁石を取り込ませ磁化させる
② マウスの体内に幹細胞を投与
③ マウスの胸(患部)に磁石を装着
④ 胸の磁石に磁気を帯びた幹細胞が留まる
というプロセスを踏んでいます。

結果、マウスの肺組織には細胞の再生や抗炎症作用といった幹細胞の効果を確認することが出来たとのことです。

(参考:Magnetic guidance improves stem cells’ ability to treat occupational lung disease – Medical Press – 英語)

通常の点滴投与と磁化させた投与との違い

点滴と磁力による違い

私たちMARUICHIのご案内する金太郎幹細胞は、2億個の骨髄由来の間葉系幹細胞を点滴によって投与しています。

点滴投与で体内に入った幹細胞は、血流に乗って全身を駆け巡り、損傷や異常が起きている細胞を再生させたり、炎症を抑えたりといった形で作用します。

これはこれで「自分自身も認識できていない体の異常を治す」という大きなメリットを持ちますが、反面、狙った特定の部位に作用させるように操作することは出来ません。

今回ご紹介したニュースでは、幹細胞を磁化させることで特定の部位に意図的に留め、治療効果を高めることに成功しており、研究者は様々な慢性肺疾患の治療効果が期待できると述べています。

ただし、今回ご紹介したニュースは、まだあくまでマウスを使った動物実験の段階です。

これが我々ヒトに使えるようになるには、十分な安全性の確認、そして効果の検証が行われた後になることは言うまでもありません。間違いなくかなり先の話になるでしょう。

慢性的な肺疾患といえば、喘息やタバコを原因とする閉塞性肺疾患に悩む方も多いですから、いずれこの治療法がヒトに対しても安全に用いられるようになるといいですね。

アンチエイジングや若返り、未病対策には点滴投与が有効

幹細胞を点滴投与

ちなみに特定の部位や疾患に対しては今回のニュースにある手法が大いに期待される一方、アンチエイジングや若返り、未病対策が目的であれば全身に作用する点滴投与の方が有効です。

そして、点滴投与による幹細胞治療は既に安全性も確認が取れており、どなたでも受けることが出来ますので、早めの検討をおすすめします。

なお、MARUICHIでは難しくなりがちな幹細胞を分かりやすく学べる無料のセミナー動画を公開中です。もし幹細胞治療をお考えであれば、ご自身の後悔しない幹細胞選びにお役立てください。

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