従来の医療との違い
医療界のパラダイムシフト、そう呼ばれているのが「再生医療」です。ご存知の通り、悪いところを手術する、または薬によって治す、これが従来の医療の形です。これに対して、再生医療は誰もが持つ「細胞」を使います。細胞の力を使って失った機能を取り戻す。これが再生医療です。従来の医療のアプローチとは根本的な考え方が異なることが、パラダイムシフトと呼ばれる所以です。両者はそれほど大きな違いを持っています。
ある番組ではサンショウウオを例に出されていました。サンショウウオは例え手足を切断されても、自身の細胞の力によって失われた手足を再生することが出来ます。トカゲのしっぽをイメージすると更に身近に感じることが出来るかも知れません。
サンショウウオやトカゲほどではありませんが、我々人間も元々「再生する力」を持っています。手術や薬で治すのではなく、人間が持つ再生する力を活かして本来体があるべき状態に戻すことを目指す医療、それが「再生医療」であり、そのカギを握るのが「幹細胞」です。
NHKも注目する幹細胞
NHKスペシャルでも再生医療、そして幹細胞が特集されています。まだご覧になっていない方にはぜひご覧いただきたい番組です。以下、関連記事も併せてご覧ください。
病気やケガの治療にはもちろんですが、幹細胞は様々な分野で注目を集めています。ReverseAging.Techが特に注目しているのは「アンチエイジング」「若返り」「未病・体調改善」の3つの分野です。人生100年と言われる今だからこそ、いつまでも健康で、充実した日々を過ごしたいものです。近年では自己免疫力を高める効果でも注目されています。
幹細胞は元々誰の体にも存在する細胞です。ただし、年齢と共に急激に減少をしてしまいます。その数は実は生まれた瞬間が最も多く約60億個の幹細胞を持っていると言われています。0歳の時の幹細胞の数を100%とした場合、20歳の段階で既に10%まで減り、40歳では4%、50歳で2.5%、80代に至ってはわずか0.5%程度になってしまいます。年齢と共に減少してしまう幹細胞を補い、アンチエイジングや若返りを目指す。これが幹細胞治療と呼ばれるものです。
実は違う?様々な幹細胞の種類
ただし、幹細胞には様々な種類があります。細胞を生み出す基となる細胞を「幹細胞」と呼び、その中でも様々な細胞を生み出すことができるものを「多能性幹細胞」と呼びます。京都大学の山中教授が取り組むiPS細胞は特にご存知の方が多いのではないでしょうか?
・ES細胞(受精卵より作られるため倫理的な課題あり)
・iPS細胞(皮膚より人工的に作られるため難度が高い)
・間葉系幹細胞(元々人体に存在するものを抽出して培養)
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